師走に住職を走らせる

  • 2008/12/04(木) 07:35:09

さて翌日2日の朝、大野からはるばる住職さんはやって来られました。と、最初っからなんですが、住職と珍は、笑いながらも一瞬固まったところから始まってしまいました・・・

珍、住職が来たら手を煩わせることなく直ぐに経を始められるようにと、古いお仏壇から、新しいお仏壇に、中に有るもの全てを移動させて「さぁ、これでよし!」と住職を待ってたわけです。住職が来られた時に「おしょう抜きとおしょう入れ、の二つを行っていただけるんですね?」と聞いたところ、「古い仏壇はこれですか?」というので「古い仏壇はこれですが、全て移動させてありますから!」と活き揚々と言ったところ住職は、そこで固まったわけです。「これ・・既に空ですね・・」「?」「おしょう抜きって、もう何も残ってないですね。これ、ただの箱ですよ」「?」住職はそこでお仏壇とお経の説明をしてくれました。「いやぁ、時々有るんですが、おしょう抜きとおしょう入れの意味がよく解ってない人が多いんで、呼ばれて行くとギョッ!とすること多いんですよ(笑)」

つまりは、お仏壇の買い替えなどのとき、おしょう抜き、おしょう入れという二つの経を上げるんですが、まず古いお仏壇はそのままにして、そこでおしょう抜きの経を上げます。経が終わったら、新しいお仏壇に中のものを移動させて、それから新しいお仏壇でおしょう入れの経を上げるのが本来だそうです。お仏壇そのものは仏さんの入れ物、つまりは箱にしか過ぎないわけで、おしょう抜き、おしょう入れは仏さん自体に行うものなので基本を言えばお仏壇(箱)は関係ないんだそうです。もっと詳しく言えば、お仏壇には仏像や仏さんの絵の掛け軸のどちらかが入っていますが、経を上げるのは、これらに対してなんですね。お仏壇が変わる場合、中の仏像や掛け軸も変わる場合があって、そのときに行うのが本来なんだそうです(あれ〜っ!恥ずかしくて、もう大笑いです!)

珍家の場合、お仏壇を変えたわけで、中のものは一切変えていないので、本来なら経は必要なかったのかもしれません。お仏壇の箱自体は以前のモノより一回り小さくなったんですが、中のものは以前のものをそのまま使うので、掛け軸などもやや大きめですが、住職さんに聞けば、そのくらいは何でも無く「以前のものはそのまま使うのがいいでしょう」ということでした。珍家のお仏壇で傷んでいたのはお仏壇の箱と父の位牌なので、お仏壇屋さんでは、この二つを新しくしたわけです。

住職に「では、今からも一回入れ替えますから、ちょっと待っててもらっていいですか?」と言うと「いえ、もうこれで、なんとかやります(笑)」ということになりました。そんなわけで、笑いながらも丁寧に説明をしてくれた住職さんは、とりあえずちゃんとお経を上げてくれました。いやはや何とも感謝です(でも本音のところ「この場合のお経って、どんなお経?」と気になった珍でした(^^;))

さて、位牌の父の周期は2年後に50周忌を迎えます。15年前にも33回忌を迎えましたが、そのときから「いずれ親がいなくてもちゃんとできなければ」ということで、周忌は喪子の珍と弟とでやるようにしています。人の周忌で50周忌を迎える事は殆ど無いそうですが、珍の場合、実父は早く他界しているので50周忌と言っても直ぐに来てしまうわけです。50周忌の後は100周忌というのが有りますが、住職さんは「うちでは50周忌までで終わりですよ」と言ってられました。珍が101歳まで生きていたら、それでも人知れず行っているかもですね(笑)

住職さんとはこうして、2年後に控えている50周忌とお墓の話になりました。お墓に関しては珍が二十歳の頃から頭にあることです。珍からすれば父方のひ祖母の実家の墓に父は入っているわけですが、ひ祖母が生きていた頃の父との約束でそうなっています。父が早く他界しているので、そのまま墓守は珍や弟が引き継ぐことになるわけです。珍には、無くなった父以外に育ての親の今の父が居ます。現在の父と母は、珍兄弟が小さい頃から数十年に渡り墓守をして来てくれていました。通常50周忌を超えたら、墓石は碑に変えることができ、血筋以外にも縁者を入れることができると聞いたことがあります。二十歳の頃から珍は、そうした経緯もあり「50周忌を超えたら碑にした方がいいのでは?」と考えていたわけです。ですが、ひ祖母の実家の墓石は小振りですが立派な自然石なわけです。住職にその辺りの、あまり手を加えず、そうした行為が可能なのかどうかなどを話したわけですね。で、どうなったかと言いますと、珍の気持ちに無理なく、万が一の可能性も無理なく可能であることが解って安心したというわけです。菩提寺の住職と話せて、めでたしめでたしということですね。

古い位牌は住職が持って帰られました。古いお仏壇は新しいものを購入したお仏壇屋さんで引き取ってくれるそうです。その辺りのことをお仏壇屋さんに確認していて知ったんですが、そのお仏壇屋さんの地区では泰澄寺(泰澄が産まれた場所とされる)を中心に泰澄伝説にまつわる昔からの色んな行事や伝統を重んじる活動をされて来ているんだそうです。聞けば「もう30年以上にはなるよ」ということで、珍「ここでも泰澄繋がりが・・」と驚いてしまいました。

まぁ、12月に入って一日からお笑いと失敗が毎日のように続いて忙しい珍でした(^^;ゝ





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